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あなたは何故その投資を選んだの?自分にとっての「正しさ」なんてただの勘違いかも!

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自分の選んだ投資法は、実は自分の意思で選んだものではなく、影響力の高い人が言っていったことを、正しいと思い込んで選んでいませんか?

 

要するに誰かが言ったから自分の投資法決めてない?ってことでしょ?これ大丈夫?

多分大丈夫だ。多分。今日は「勘違いさせる力」と投資法について話していこう。

「勘違いさせる力」ってなんじゃね?

「思考の錯覚」を利用して、本質以上の評価を下してしまうことだ。

よくわかんない。

そうだな。では下の線はどちらが長いと思う?

よくみるやつ。上が長く見えるけど、実は同じ長さってやつじゃの?

その通り。これは「目の錯覚」を利用している。
「思考の錯覚」も同じで、物が本質以上に大きく見えてしまうことだ。

ふーん。それが投資法と関係があるの?

有効と思える投資法も実は「思考の錯覚」により過大評価している投資法かもしれない、ということだ。

 

 

投資の本ではないが、今回はこの「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」という本を大いに参照している。

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どんな本なの?

ネタバレになるのであまり詳しくは話せないが、成功の要因となる「勘違いさせる力」を論理的に、徹底的に説明している。

「勘違いさせる力」って何?

先ほど言った「思考の錯覚」は良くも悪くも物の本質以上に評価を変化させる。それについて知っておくと、「勘違いさせる力」を利用した詐欺を看破したり、また利用して自分が成功を収める可能性もある、といった力だ。

そうなんじゃね。つまり投資においても、思考の錯覚から抜け出せずに物事の本質を見極められず、勘違いさせられているかもしれないってこと?

もちろん皆がそうではない。しかし、特に投資を始めたばかりの人が盲目的に信頼している投資法は、本当に自分が正しい評価を下しているものなのか?という警鐘を鳴らそうと思う。

 

同じ情報でも発信する人が違えば評価が変わる!

株式投資には様々な手法があります。

  • 個別株または投資信託
  • アクティブまたはインデックス
  • 国内株式または米国株式

どの手法を選ぶかは人によって様々な理由があるとは思いますが、

「誰の影響も受けず自分でその投資法にたどり着いた」

という人は少ないのではないでしょうか。

情報は

特に30代~40代の若年層が能動的に投資を選ぶ情報収集で最も多いものは「ウェブサイトで自ら収集した情報」、次いで「専門誌等から収集した情報」となっています。

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男女ともにダントツでウェブサイトで探しているんじゃの!

そんなみんなが投資情報を探すウェブ、銀行や証券会社の大手をはじめ、はては個人ブログやTwitterなど様々な情報が溢れかえっています。

このブログも微力ながら米国株の良さを伝えていますぞい♪

その様々な情報の中から自分が「これだ!」という方法を選んで投資を始めます。

しかし、「これだ!」と選んだ基準はなんですか?

ひょっとして、「支持している人が多くて間違いないと思ったから」ではないですか?

例を提示します。

次の二人の投資家が同じ投資法を提唱していた場合、どちらを信じますか?

何故か右を信じたい気もするけど、普通は左だよね。

その理由は何故でしょうか?

外見?背景?SNSの影響力?

 

同じ情報を伝えていても採用されるのは左の人。

この人は「人を勘違いさせる力」が強いのです。

しかし「外見や影響力なんて関係ない、自分の意思で選んだのだ」という人が恐らく全てでしょう。

それは、「勘違いさせる力」が自分の知らないところで無意識に働いているためなのです。

情報の質よりも発信した人の影響力の方が重要なのです。

何故、自分の投資法を正しいと思ったのか。

全くの「無」の状態から今の状態を導き出した、と言う人はいないでしょう。

必ず、自分が影響を受けた相手がいるはずです。

ここではウォーレンバフェットと、ある個人投資家を比較してみましょう。

 

バフェットと一個人が同じ投資法を提唱しても、支持されるのは当然バフェットです。

そりゃ実績とかもあるしね。

 

逆に、ある個人投資家がより有用な投資法を提唱しても、支持されるのはバフェットです。

 

情報の質としては高いのに、評価されないの?

 

バフェットには世界一の投資家としての実績や知名度があります。

バフェットの持つこの影響力はハロー現象と呼ばれます。

ハローとは後光の事、つまりある一点が優れていると他のものも優れて見える、という現象です。

 

客観的に見れば情報の質は低くとも、このハロー効果によって質は引き上げられ、評価されるのは、より権威性があるバフェットになるのです。

 

つまり、情報の質そのものよりも、誰が言ったかで、その情報の評価は大きく変わっていくのです。

 

ここで例として挙げたバフェットは、下記のような属性を持っています。

  • 世界第3位の資産家
  • バークシャーハサウェイのCEO
  • 50年間の平均リターンが20%超え

これを錯覚資産と呼び、ハロー効果を生み出すのに一役かっているのです。

 

 

SNSというわかりやすい権威性

いや…でも情報を判断するのに権威性って重要じゃない?

そう思うのも無理はありませんが、それこそが人を勘違いさせる力の原因です。

権威性と情報の質には何の相関関係もありません。

ただ単に、錯覚により情報の質が底上げされて評価を受けているだけなのです。

 

特にSNS、ここではTwitterを例に挙げますが、フォロワー数やインプレッションなど具体的な権威を表す数値がごろごろしています。

そしてこのわかりやすい権威性に人は騙されます。

情報の評価は、客観的な価値に加えて発言した人の錯覚資産を加えて決まります。

 

  • フォロワー数が多いから
  • ブログが何万PVだから
  • 〇〇さんが勧めていたから

 

これが例として挙がる錯覚資産です。

 

例え当たり前のことを当たり前のように語っているだけであっても、多くの人がそれに賛同すると、

「こんな素晴らしい人の発言だし、みんながいいと言っているものだから、とても素晴らしいものなんじゃないだろうか」

と群衆心理が働き、知らずに自分の考えとして定着します。

 

錯覚資産に加え、群衆心理が重なり、客観的に評価されない情報だとしても、さらにその人の放つ情報の評価は高まります。

言っちゃえば、SNSの影響力は情報を彩るハリボテってことなんじゃね?

そう、だから人は勘違いをする。

錯覚資産は知らなければ認知ができない、厄介なもの

しかしもちろん人はこう答えるのです。

「権威性なんてそんなものは関係ない、選んだのは自分がその投資法が良いと信じたからだ。」

 

厄介なことにこの錯覚資産は、物事を誇張しているように認識されません。

多くの人は「権威性(錯覚資産)だけで判断して本質を評価しないなんてあってはいけない」

と考えています。

しかし実際は、権威性で判断しています。

そうした錯覚資産に惑わされ判断した結果を認めたくなくて、「自分が公平に判断したもの」と無意識が置き換えているに過ぎないのです。

「権威性で選んだって思われたら、自分の印象が悪くなるな」と無意識に思っているからこそ、

「権威性なんて関係ない」と自分を納得させています。

錯覚資産による本質の誤った評価は知らなければ認知されない、厄介なものなのです。

とはいえ、「お前の実力なんてハッタリだ!なんて言うのも気が引ける…。」

もちろん、錯覚資産は看破すればいいというものでもありません。

コミュニティの中で権威のある人が提唱した事象を皆が賛同している時、声を大にして批判すれば自身の社会的信用が落ちることは目に見えるものです。

 

大事なことは錯覚資産が存在していることを知る事、そして「自分の人生を決断するときに、錯覚資産を抜いて客観的評価を下せるようになる事」です。

 

特に投資方針の決定は、自身の一生の資産形成に関わる非常に重要な決定事項です。

所為SNSはいくらでも情報を盛り込める世界です。

資産額が1億円と言おうと、ブログPVが100万と言おうとも、確固たる証拠となるものはありません。

しかし錯覚資産による権威性と、群集心理が目を曇らせます。

 

長年の投資経験がある人が言っている

皆から支持されている人が言っている

 

自分は否定しても、無意識に影響されていることはしっかり覚えておきましょう。

こと投資という自分の人生を決めることにおいては、自分が客観的に見てどうなのか、勘違いさせられずに見極めたいものです。

 


人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

自分の人生を決めるのは自分だけじゃよ!大事なことは錯覚に惑わされずにきちんと評価しようぞい!

 

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