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ーおすすめ記事ー




【朗報】「投資なんておやめなさい」の荻原博子さん、いい仕事をしていた。

投資は危険だって煽る記事がまた出てきたぞな。しかしこの記事の購読層に向けた記事としては非常に良い仕事をしていると思うぞい(*´ω`*)

 

 投資界のアイドル荻原博子さん、再び話題となる

こちらの記事のタイトルは、投資信託で3千万円が200万円に…わたしはこうして定年資産を溶かしました。」というなかなか目を引くタイトルです。

特にインデックス投資家がこのタイトルをみたら、一瞬でやれやれだぜと言えるタイトルですが、内容もまぁ碌なものではありません。

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承太郎先輩もあきれ顔です。

 

この記事に関わっているのは投資界のアイドル、荻原博子さん。

 かの名著、「投資なんか、おやめなさい」の著者ですね。

www.smallbird.work

酷い記事タイトルだの

今回の記事でも毎度同様に投資は危険、デフレでは貯金を大切にしなさいと主張する荻原さんですが、今回はこの記事を評価します。

投資をするべきではない高齢者に向けて書かれた記事であるためです。

ウィットに満ちた内容

投資信託で3千万円が200万円に…わたしはこうして定年資産を溶かしました。」の内容自体は悲惨ウィットに富んでいます。

以下は記事内の引用文です。

その調査とは、国内29の銀行で投資信託を購入した個人客について、購入時と昨年3月末時点での評価額を比較、集計したもの。実に客の46%の運用損益がマイナスだったという結果が出たのである。

ぼったくり商品を多く扱う銀行で投資信託を購入した個人客を対象としたアンケートって…。

私の体感では、iDeCo(イデコ)の利用者のうち、8割は元本割れしていると思います」 

 謎の根拠、体感(笑)でiDeCoが8割損をしているらしい。GPIFが損失出しているとかいう人と同じレベル。

対象は株とFX。株には600万円をつぎ込み、銀行、自動車、百貨店、そして東電、東芝ソニーなど、「手堅い」とされるところばかりを購入してみた。

買った後に東日本大震災で東電株が120円まで下がった。さすがに売りに出し、いきなり47万円損をしたんです」

投げ売りは悪手だが、東電は流石にご愁傷様としか言えなかった。すまん。 

そんな東電も120円から600円台までは戻してきているけどの…。

YouTubeで学び、ビットコインからマイナーなコインまで700万円分を買ってみました。でも、その時が一番の高値で以降は下落。一時は含み損が半分くらいになり、さすがに後悔した。今では多少持ち直していますが、それでも損切りした分も考慮すれば、軽く140万は損が出ていますね」

いきなりBTC…これは大物ですね(´・ω・)

「その方は自営業者で、60歳になったのを機に事業を3千万円で譲渡した。退職金代わりのこれを大事にとっておかなくてはいけないのですが、直後に銀行の営業マンに勧められるまま、投資信託に突っ込んでしまったんです。良い時はかなり利回りが出たのですが、ある時、株が暴落して投資額の半分が飛び、取り戻そうとまた投資。これを何度も繰り返した挙句、最終的にはリーマンショックでまた大暴落。結局、手元には200万円しか残りませんでした」

自分で考えることなく投資した結果。リーマンショックで投げ売りせずにリバランスできた人はきちんと利益が出ています。

やはり投資は博打である。

そうですか…(*´ω`*)

 

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花京院先輩はお怒りのようです。

 

20代~40代が多いTwitter投資家界隈から見れば、

  • マジで害悪だな
  • これは酷い
  • 感心しない
  • ツッコミどころ満載
  • 3000万円から200万円に減らすなんて神業

と納得のご意見が集まっています。

内容は害悪の塊でしかない記事ですが、評価すべきポイントもあります。

理由としては以下。

投資をするなら、そのための教育を受けていなければダメなんです

 とは、前出の荻原さん。

「今の高齢世代はそれを受けていないので、リスクがあることを理解していない人が多い。大幅な余裕があるならともかく、老後のための大事なお金を危険に晒すのは愚かです」

仰る通り投資をするためにはお金の勉強をするのが必須です。それをやってこなかった高齢世代が投資を始めても確実に失敗します。

もし投資をやったことのない高齢者が

「なるほど、投資って危険なのね(ノ・ω・)ノ」

という感想を抱いて終わってくれれば、それは最善策なのです。

 

週刊誌の読者層は高齢者である

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この記事は【週刊新潮」2019年6月27日号 掲載】の記事です。

週刊新潮の購読者向けに書かれた記事なのです。

 

ところで皆様、「週刊新潮」読んだことありますか?

当ブログをよくご覧になっている20代~40代の皆様は、週刊誌と言えばせいぜい銀行や区役所の待っている時間の雑誌ラックから手に取ってみたことがあるくらいではないでしょうか?

わざわざ週刊誌を買って読むのは高齢者です

 

週刊新潮と並んで週刊誌の代表とされる、「週刊文春」読者層についての図です。

以下の記事より引用させていただきました。

honz.jp

週刊文春の読者層】

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60代をピークとして、ほとんどが高齢世代の読者です。

つまりこの「投資信託で3千万円が200万円に…わたしはこうして定年資産を溶かしました。」の記事は、そういった高齢者をターゲットにして書かれている記事なのです。

 

自分の親に投資は勧めますか?

60歳以降の投資ははっきり言っておススメしません。投資は時間をかけて行うものだからです。以前の記事も書いていますのでご参照ください。

www.smallbird.work

もし、あなたのご両親が定年退職したときを想定するとします。

  1. 投資は危険なイメージがあるので手は出さない
  2. お金を増やしたいから銀行に行って投資を始める相談をする

どちらの方がよい選択肢でしょうか?わたしは断然1番を選びます。

わたしの親はお世辞にもお金の知識はあるとは言えません。もし親が投資に興味を持って、銀行や証券会社に投資の相談に行ってしまったらカモがネギしょってはめ込まれることは想像に難くありません。

これから老後を迎える親に対し、わたしがするアドバイスするのであれば投資ではなく倹約して生活コストを減らすことです。

親には正直投資に手を出してほしくはありません。そのためには投資は危険だとイメージを持っていてもらうことが最善策だと考えています。

 

投資信託で3千万円が200万円に…わたしはこうして定年資産を溶かしました。」はしょうもない記事ではあるが…。

投資信託で3千万円が200万円に…わたしはこうして定年資産を溶かしました。」の記事は若年層の投資家から見れば何の意味もない記事です。

しかし、高齢者が下手な投資をすることを防止するという意味では非常に効果的です。もちろん、今の若年層にはお金や投資の知識を勉強することは必須ですが高齢者の下手な投資を防ぐ必要悪なのではないでしょうか。

 

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